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膝の痛みについて

太田西ノ内病院 整形外科

 膝の痛みを引き起こす原因は沢山ありますが、今回は加齢に伴い膝痛が出現する変形性膝関節症に関して少し述べたいと思います。
 最近外来をしていてよく質問を頂くのが、[テレビで宣伝しているサプリメントが膝痛に効くかどうか]という内容のものです。質問のお答えとしましては、グルコサミンとコンドロイチンは変形性膝関節症の初期(症状の強くない)の人には効果がある可能性が高いということです。しかしこのグルコサミンとコンドロイチンは医薬品ではなく、現在のところあくまでも単なる食品扱いですのでお気をつけ下さい。
 変形性膝関節症は関節の軟骨が摩耗変性をおこすことによるものを主体としておりますが、治療内容は一人一人違ってきます。治療法は保存療法と手術療法があり、保存療法には運動療
法、注射療法、装具療法などがあります。筋力増強と体重減少を目的とした適切な運動療法は敬遠されがちではありますが非常に効果があると考えています。当院では最近、運動指導室、理学療法室、栄養指導室と整形外科が連携し、膝痛軽減のため、個人個人の体型、筋力、心肺機能にあったプログラムを作成しそれに従った治療を積極的におこなっています。興味のある方は一度外来にてご相談下さい。変形が進み保存療法の効果のない人は手術療法となるのですが、これも確立した治療となっており、安定した治療成績が得られております。
 それから、世間には、悪気はないのですが、いい加減な(科学的根拠のない)アドバイスをされる方々が多数いらっしゃいますので、膝痛でお悩みの方は一度医療機関におかかりになり、適切な指導を受けた方がいいと思われます。

 
 

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