理事長挨拶

「最善の医療を、やさしさと思いやりをこめて」

日頃より当法人の活動に温かいご支援と深いご理解を賜り、誠にありがとうございます。

1895年(明治28年)、地域の皆様により良い医療を届けたいとの思いで太田醫院を開業して以来、本年で創立130周年を迎えます。今日まで歩みを進めることができましたのは、地域の皆様並びに関係各位の長年にわたるお力添えの賜物であり、心より御礼申し上げます。

私たちは今、少子高齢化・人口減少、社会保障費抑制への圧力、物価・エネルギーコストの高騰など、社会環境の急激な変化に直面しており、特にコロナ禍を契機として、医療・介護を取り巻く状況は、より複雑で厳しさを増しています。

こうした時代にあっても、当法人は、

  • 地域の皆様との緊密な協力体制と財団内資源の最大活用によるシームレスなサービス提供の拡充
  • AI・ロボットなどデジタル技術の積極的な導入による業務効率化と医療・介護の質の向上
  • 職員一人ひとりが専門性とホスピタリティを磨き、誇りと働きがいを実感できる職場環境の整備

を進め、住み慣れた地域で安心して暮らせる社会づくりに貢献してまいります。

私たちは、「生命の尊厳」を財団理念の根幹に据え、やさしさと思いやりをもって、これからも皆様の信頼にお応えし、地域とともに未来を築いてまいります。引き続き、変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

2025年5月
一般財団法人 太田綜合病院
理事長 太田善雄